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2024.12.19

トレーサビリティを実現することで得られる4つのメリットとは

正確な在庫管理を実現するため、棚卸は重要です。
しかし棚卸の方法・在庫量・倉庫の規模によって、数日から数週間かかることもある、大変な手間とコストのかかる作業でもあります。
ここでは、新しい技術を活用し、棚卸をスピーディーに行うための3つの方法についてご紹介します。

RFIDを使った棚卸

バーコードとハンディターミナルを使った棚卸の場合でも、商品のバーコードを読み込んだり、個数を入力したりする作業は、手間がかかりますし、ミスが発生する可能性があります。
そういったミスを防止し、作業効率を向上させるため、商品にRFIDタグを付けるという方法があります。RFIDタグは、読取用の機械を使って、複数のタグの情報を一括で読取ができるため、作業がスピーディーになり、商品の間違い・確認漏れ・数量の数え間違いの防止にもつながります。
RFIDリーダーを利用することで、大量のデータを一括読取できるため棚卸をスピーディーにできますが、RFIDタグは単価が高いため導入する際のコストが高くなってしまうデメリットがありました。
近年は、RFIDタグの単価が下がり、比較的安価に導入することができるようになったため、注目されています。 

ロボットを活用した棚卸

RFIDタグの読取作業にロボットを使うことで、人の手を使わずに作業ができます。
業務時間外などに自動で棚卸ができるため、棚卸のために通常業務を止める必要もなくなり、作業がスピーディーに行えるようになります。

AIと画像認識を使ったドローンによる棚卸

ドローンに搭載されたカメラからの位置情報をもとに、ドローンが自動で飛行し、バーコードを読み取っていく仕組みの研究が進められています。
高い場所の商品のバーコード等も読み取れるようになるため、ドローンが自動で棚卸を行うことができるようになり、広い倉庫でも、スピーディーに棚卸が行えるようになると考えられます。

まとめ

RFIDタグはまだまだ高価で、金属や液体が近くにあると、読取精度が落ちるなどの課題はありますが、以前に比べて安価に導入できるようになったため、小売業などでの利用が広がりつつあります。
RFIDを使った読取の効率化と、ロボットやドローンといった新しい技術の開発が進めば、将来的には人の手を使わず棚卸できるようになるため、よりスピーディーで効率的な在庫管理が実現するのではないでしょうか。

執筆者:セールスマーケティング室

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