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持続可能な物流を実現するために必要な4つの対策とは

2015年の国連サミットでは、自然環境を保護し、持続可能な社会を作るべく「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」を採択し、この目標に向け取り組みを行っている企業もあります。
また、ドライバーの人手不足が深刻な中、日本の物流を持続するための取り組み「ホワイト物流」に参加する企業も増えています。
ここでは、物流危機が叫ばれる中、持続可能な物流を実現するために必要な4つの取り組みをご紹介します。
ホワイト物流への参加
「ホワイト物流」という取り組みをご存じですか?
「ホワイト物流」とはトラックのドライバー不足が深刻な中、トラックの輸送能力の向上や女性・60代以上の方でも働きやすい環境を作ることで、ドライバー不足を解消しようという試みです。
このような取り組みに様々な企業が参加することで、ドライバー不足が緩和されるのではないでしょうか?
CO2削減など地球環境への対策
物流の持続的な維持・発展を実現するためには人手不足解消のみならず、CO2排出量削減など自然環境への配慮も必要です。
荷物の輸送を貨物車から貨物列車・貨物船などに変更するモーダルシフトへの対応、複数企業の荷物をまとめて運ぶ共同配送の実現なども地球温暖化防止の対策として効果的です。
運賃の適正化
物流を担う企業が経営を続けていくためには、安すぎると言われている運賃の見直しも不可欠です。
荷物の配送を依頼する荷主などに理解・協力を求め、適切な運賃で商品を運べるようにする取り組みが重要です。
新しい技術の活用
ダブル連結トラックや自動運転技術を活用した隊列走行など、新しい技術や仕組みを利用して輸送効率を改善することも、人手不足解消などの点から効果的です。
また、シェアリングやIoTの仕組みを活用し、積載量の少ないトラックの荷物をまとめて運ぶなどの試みも持続可能な物流を構築するためには重要です。
まとめ
ドライバー不足の解消、荷物を配送する際のCO2排出量の抑制など、持続可能な物流を作り上げるための課題は沢山あります。
これらの課題を解決するために、どのような方法が取られるのか?
今後の動向が注目されます。